1995年11月20日 第一刷発行
発行所 ワイズ出版
     東京都新宿区西新宿7-7-23 7F 03-3369-9218

幻想絵画
 分類として幻想画に入るそうだ。でも怪美画ともいえないことはないかな(私の独り言)。
 絵の見方はぱっと色の印象そして形・構成と云われたがどうしても奇怪な画像が目に入る。
 絵を理解しようと拙い知識をフル回転して言葉にする。 なんて言えばいいのか言葉が出ない・・
 獣人、ダンテの地獄世界・・ 目を閉じた人の顔、観音さま・・ 西洋宗教と東洋宗教が一緒になったような・・
 古い邸にから堀出された闇の世界の絵のような
 (画材下地の浮き出た感じが全体の何とも言えない色合いがそう思わせるのか)・・ 深層心理に突き刺さるような・・
 目が印象的だ。三白眼の人の目、変化する動物の目、 何かに挑む、何かを恐れた、襲いかかるような、話し掛ける
  ような、見透かされたような、誘い込むような目 見る時々でいろんな感じにみえてくる。
坂口安吾  原作 / 手塚眞  監督
 100号サイズの襖絵、六曲屏風一隻、寒山拾得の掛け軸、箪笥と飾り棚、無数の石に1ヶ月半で絵を描きあげたと言う。
 大作でしかも短期間の一発勝負、満足の絵は描けたが大変疲れたそうです。
 映画の最後に燃やされ炎の中に消えていく怪美・幻想の世界・・。

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後書き
 絵を知らない私はまず、テンペラって何からであった。簡単に説明してもらった。 テンペラ技法 顔料の接着剤として卵を
 使用した古くからの技法。接着剤として何を使うかによって絵具の種類、画法が違うとのこと。 一つ賢くなった。
 恒松先生の画材の素材を活かした絵(石膏,アクリル、布、和紙 等など、また形にこだわらない)。 例えば百物語では
 円形だったり、映画では箪笥や石だったり。
 古代壁画から始まり人は何かを伝えるために絵を何にでも描いてきた。今は紙、キャンバスが主流である。遥か昔に
  使用した画材を使うことが反対に新しさをかもしだし、幻想感を与えてくれているように思う。
 絵は素直に感じれば良い。「この絵はどうですか」と聞かれると、人は今まで蓄えた知識のフィルターを通して言葉で
 表現しようとする。既成概念が入り込み最初のインスピレーションと違ったものになることもある。だから絵は理解し
 難いと教えてもらった。
 言葉にしなくてもいいのかもしれない。
 直感的に感じれば、好き、いい感じ、ゾクゾクとする・・
 良い絵画、美術品はたくさん見たほうがより良く感じられるそうです。そして心の表現も豊かになるそうです。
 たまには、カバーイラスト、美術館に出かけてみよう。
百物語「十」
百物語「ニ十三」
百物語「五十四」
百物語「七十七」
百物語「九十六」
幻想画「百物語」画集より
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 「恒松正敏」
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燃える箪笥
顔のある箪笥
映画「白痴」より